経絡図とツボ
足の少陰腎経
今回は「腎経」を紹介していきます。
腎経は足の裏から足の内側を通り腹部、胸部を流れます。
全部で27のツボがあります。
では順番に見ていきましょう。
1.湧泉 (ゆうせん)
2.然谷 (ねんこく)
3.太谿 (たいけい)
4.大鐘 (だいしょう)
5.水泉 (すいせん)
6.照海 (しょうかい)
7.復溜 (ふくりゅう)
8.交信 (こうしん)
9.築賓 (ちくひん)
10.陰谷 (いんこく)
11.横骨 (おうこつ
12.大赫 (たいかく)
13.気穴 (きけつ)
14.四満 (しまん)
15.中注 (ちゅうちゅう)
16.肓兪 (こうゆ)
17.商曲 (しょうきょく)
18.石関 (せきかん)
19.陰都 (いんと)
20.腹通谷 (はらのつうこく)
21.幽門 (ゆうもん)
22.歩廊 (ほろう)
23.神封 (しんぷう)
24.霊墟 (れいきょ)
25.神蔵 (しんぞう)
26.彧中 (いくちゅう)
27.兪府 (ゆふ)
になります。
今回は「湧泉 (ゆうせん)」「然谷 (ねんこく)」を紹介します。
湧泉(ゆうせん)
足でグーをした時、足裏で一番凹んでいるところが「湧泉」です
足裏を3等分して、つま先側、約3分の1のところです。
「湧」は底から水が噴水のように湧き出る様。腎経の脈気が湧き出ることから名づけられた。
では、お灸の方もしていってみましょう
<効能>
・むくみ
・足裏の痛み
・冷えのぼせ
・不眠
・喉
といった症状に効果が期待できます。
特に、「湧泉」のツボに、お灸をしてあげることで、効く症状というのは、
「上実下虚」(じょうじつかきょ)と言われるものですね
これは、何かと言うと・・上に気が上ってしまって、下に気が足りていない状態。
特に最近ですと、デスクワークとか、頭ばっかり使うことが多いじゃないですか・・
下半身は座りっぱなしで使わないけど、頭ばっかり使っている。こういう状態が続いていると・・
気が上の方に上がってしまって、 頭の方だけ、すごく充実しているというか、満ちているんですけれども
足の方、下半身に気が足りてない状態になってしまうんですね
WHO 表記 |
ツボ名 | 場所 | こんな時に使う | ツボの由来 |
KI-1 | 湧泉 ゆうせん |
足底中線上で、上1/3の陥凹部に取る。 | 足・腰・下腹部の冷え、足指痛、頭痛、不眠、高血圧、熱中症、失神 ・むくみ ・足裏の痛み ・冷えのぼせ ・不眠 ・喉 |
「湧」は底から水が噴水のように湧き出る様。腎経の脈気が湧き出ることから名づけられた。 |
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